この魚探画像からどんなことが解り、どんなことが推測できますか?
ボートフィッシングにおける魚群探知機の活用法をフルノフィールドテスター小野信昭氏が解説します。
今回はハタの仲間である「オオモンハタ」。根やストラクチャーの周りに棲息し、海底スレスレを泳ぐため魚探でその姿を直接捉えるのはなかなか難しいとされています。
そんなオオモンハタを小野氏がスキューバダイビングで観察した経験をもとに、魚探で識別する際のヒントを紹介します。
この画像からは以下のような情報が得られます
・水深39.1メートル
・海底には7~8メートルの高低差がある
・海底底質はSAND(砂)、RCKS(岩)、SAND(砂)と変化している
・海底付近に小さな魚群と単体魚が表示されている
オオモンハタは群れで行動する魚ではないので単体魚の反応表示を見つける必要があり、その中からオオモンハタの存在を推測する必要があります。
単体魚の反応表示はとても小さく、注意して見ないと気付きにくいほど。そんなオオモンハタのポイントをボートで見つけるには…?詳しくは下記リンクボタンよりどうぞ。
水中動画を観ると、海底方向ばかりではなく、上方向にも何か捕食の対象となるものが存在しないか目を向けているのがよくわかりますね。
高値で取引されている高級魚オオモンハタ。どんな料理の食材としても使え、旨味が豊かで飽きないとも。
釣って楽しく、食べて美味しい「オオモンハタ」。是非、挑戦してみてください。
情報元:Furuno Style
(編集部:小田)