水上オートバイによるバナナボートやビスケットなどの浮体をえい航中の事故で、過去10年間に、浮体に乗っていた方など100人以上が死傷しています。
多くの事故は、えい航中、他船や障害物に近づきすぎたり、速力が速すぎたため発生。
運輸安全委員会ではチューブ牽引時の危険についてドローンを使った解析を実施。
水上オートバイと浮体の速度や振れ幅について着目し、解析結果を公表しました。
水上オートバイの旋回時には遠心力によりチューブが大きく横に振られることや、
チューブの速度は水上オートバイの二倍以上になることがわかりました。
体感速度にすると、実際の速度以上にスピードを感じそうですね。
トーイング時は周囲に水域利用者がいないことを確認し、見張り役を同乗するなどして、見張りを徹底する。さらに、旋回したり、波等を超える時は十分に減速をするなどし、無理な牽引はやめましょう!
また、浮体搭乗者には、ヘルメットやプロテクタなどの保護用具を装着してもらうのが望ましいですね。
詳しい動画はこちらからご覧になれます。
動画一覧の『水上オートバイの浮体えい航時の挙動(ドローン映像から速度解析等)(令和元年7月23日公表)』に動画ファイルがございます。
以前、Boatersニュースで取り上げた記事『トーイングチューブ事故多発!! 【運輸安全委員会】が注意喚起』も参考になります。是非、ご活用ください。
梅雨明け秒読み、夏本番間近です。今一度、再認識し、マリンレジャーを安全に楽しんでくださいね。
情報元:運輸安全委員会(JTSB)
(編集部:小田)