先週末から今週にかけ、日本海側(第八管区内)ではボートの事故が続けて発生しています!
第八管区海上保安本部では海難の詳細を公表し、ボートユーザーに注意を呼び掛けています。
■6月22日 島根県浜田市
ミニボートで沖合500mの岩場にわたって釣りをしていた男性2人が、悪天候で帰還できなくなり、ヘリコプターで救助された。
■6月23日 福井県小浜市
手漕ぎボートに乗って釣りをしていた男性1人が居眠り中、風に流されたボートが岩場にぶつかり海中転落。救命胴衣を着用していたため、自力で陸まで泳いで帰還したが、
携帯電話に防水措置をしておらず、通話ができなかった。
■6月25日 京都府舞鶴市
海水浴場沖で、プレジャーボートで釣り中にアンカーロープが推進機に絡まって運航不能となり、テトラポットに座礁。乗船していた男女4名はテトラポットに乗り移って無事救助されたが、
救命胴衣を着用していなかった。
海難の詳細ページには、“こうすれば事故は防げたはず”のワンポイントが書かれていますが、
海難が発生するたびに同様の注意喚起が行われています。
・救命胴衣を必ず着用する!
・防水措置をした携帯電話を携帯する!
・疲れている時、寝不足の時は無理をしない!
・最新の気象情報を入手し、無理に出港しない!
また、第一管区海上保安本部では、マリンレジャーが活発になる7月~8月を「夏季安全推進活動期間」とし、遊泳者・釣り人・プレジャーボートユーザーに対して安全指導を実施することを発表しています。
「たぶん大丈夫だろう・・・」という油断が事故につながります。特に、暑くて着用が面倒になりがちなライフジャケットですが、万が一の時は確実に生存率が上がります!
海に出る前に今一度上記のワンポイントを確認し、楽しく安全にマリンレジャーを楽しんでください。
情報元:第八管区海上保安本部/第一管区海上保安本部
(編集部:長江)