今年の3月、釣りを終えたプレジャーボートが帰港のため航行中に突然エンジンが止まり、保安部所属艇により曳航救助される事故が発生しました。事故原因は燃料フィルターの目詰まりだったそうです。
海上でのトラブルは陸の上に居る時とは全く勝手が違いますし、船が急に止まってしまってはとても不安です。
そんな不安に備えて、海の安全情報サイトでは、『小型船舶のためのマリンセーフティーガイドブック』が発行されています。このほどより分かりやすく更新されましたのでご紹介します。
内容としては、小型船舶の事故の発生状況や事故を防止するための注意事項などをまとめたもので、「発航前検査チェックリスト」や「機関のトラブルシューティング」についてイラストや写真を使って見やすくまとめられ紹介されています。
冒頭で紹介した事故の原因”燃料フィルターの目詰まり”についても「発航前検査チェックリスト」の項目の中に含まれてましたので、チェックリストに沿った発航前検査を行なっていれば、もしかしたら出航前に防げたかも知れませんね。
トラブルはいつ起こるか分からないものです。こちらを印刷して船に常備し出航前の確認に役立てたり、時々目を通して海の「もしも」に備えましょう。
情報元:第四管区海上保安本部
情報元:海の安全情報
(編集部:木村)