第五管区では、霧海難防止キャンペーンを実施中です(6/30まで)
瀬戸内海及び紀伊半島沿岸では春先から梅雨期にかけて濃霧が発生しやすく、視界不良を起因とする衝突・乗揚げ等の事故が起こりやすくなるため、『霧五戒』を周知するなど海難防止に努める活動を行っています。
霧が発生して視界が悪くなった時にすべき事をまとめた『霧五戒』を紹介します。
- 気象状況を早期に把握すべし
最新の気象・海象情報を把握しましょう。
- 船舶間コミュニケーションを促進すべし
VHFや汽笛信号等を活用する。
大阪海上交通センターから通行船舶の安全のため、緊急に情報を提供することがあります。
視界の状況に関係なく、常時VHF電話(CH16)を聴守しましょう。
- 航法を守るべし
見張りの強化(船橋当直の増員)、レーダーの適切な使用、安全な速力での航行、音響信号の励行、機関用意、早期の適切な避航。
- 自動操舵装置を適正に使用すべし
視界制限状態(視程2,000m以下)になったら、速やかに手動操舵に切替えましょう。
- 早期に避泊すべし
無理な航行・操業を止め、視界の回復を待ちましょう。
瀬戸内海における濃霧の発生は3月から6月頃にかけて最も多くなるそうなので、必ず出港前には天候のチェックも忘れずお願いします。
情報元:海の安全情報(第五管区)
(編集部:木村)