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【トヨタ】国内初となるハイブリッドボートを開発!東京都で実証実験へ
2017年04月05日 (水) 07:00

 車ではすっかりお馴染みのハイブリッドが、ボートにも登場です!

 トヨタが、国内初となるパラレル式ハイブリッドシステムを搭載したプレジャーボートを開発し、その実証実験を、2018年7月から2021年3月にかけて東京都にて実施する事が発表されました。以下、ニュースリリースです。

ハイブリッドボート(イメージ画)

 トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、パラレル式ハイブリッドシステムを搭載したプレジャーボートを国内で初めて開発した。また、2018年7月から2021年3月にかけて、東京都においてハイブリッドボートの実証実験を実施する。

 具体的には、動力をハイブリッド仕様に改造した「PONAM-28V」を、東京都に無償貸与。東京都は、ふ頭など東京港内の港湾施設を整備する際に加え、東京臨海部における東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の会場をオリンピック関係者などが視察する際に利用する。また、都民や観光客などに向けた東京港の運河の見学会にも利用する。
 トヨタは、プレジャーボートにパラレル式ハイブリッドシステムを採用することにより、エンジンとモーターの二つの動力による航行の安心を図るほか、EV走行による低エミッション・低燃費・低騒音を可能にした。東京都はハイブリッドボートの運航データなどを提供し、トヨタはそのデータを活用しハイブリッドシステム全般の能力を確認するとともに、ハイブリッドボートの利便性および改善点を検証する。

 これまでトヨタは、全長35フィートの「PONAM-35」、31フィートの「PONAM-31」、28フィートの「PONAM-28V」を展開してきた。今後も海のフィールドでも魅力あるモビリティ商品を開発し、お客様に豊かなライフスタイルを提供することを目指して、マリン事業に取り組んでいく。

* トヨタは、国際オリンピック委員会との間でTOP(The Olympic Partner)パートナー契約を、国際パラリンピック委員会との間でワールドワイド・パラリンピック・パートナー契約を締結している

【ハイブリッドシステムの主要諸元】
エンジン
排気量
[cc]
2,982
最高出力
[kW(PS)/r.p.m.]
191(260)/3,600
モーター
最高出力
[kW]
36
最大トルク
[N・m]
350
駆動用バッテリー
(リチウムイオン電池)
電圧
[V]
304
容量
[Ah]
40
総電力量
[kWh]
11

情報元:トヨタグローバルニュースルーム

(編集部:新海)