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船舶にはつきものの船舶検査ですが、
この検査に必要なもののひとつがライフジャケットですね。
でもライフジャケットならなんでもいいのかと言えば、そうではありません。国土交通省の型式承認を受けていないと検査をパスすることはできません。
今日では、安全の観点から磯釣りや水辺の遊びでもライフジャケットを着用する人が増えています。
それは安全への意識が高まったこともありますが、着用していても動きやすい膨張式のライフジャケットが開発されたことも大きいかと思います。
船舶検査の必要がなければ、型式承認は必要ありませんので、安価な未承認の商品も多く出回っています。
承認品を使用するかどうかは個人の判断で良いと思います。
ただ、海外からコピー品を輸入して十分な品質チェックを行っていない粗悪品もあるようなので、型式承認は安心の目安になるのは確かですね。
それでは型式承認品はどんな試験をパスしているのか?ご存知の方は少ないでしょうね。
浮力試験、水上性能試験、着用試験、荷重試験、膨張試験/耐圧試験、不注意膨張試験、回転衝撃試験、耐油試験、外観検査、温度繰り返し試験、材料試験(耐候試験)を合格した物が国土交通省型式承認品になります。
この10種類以上の試験をクリアしたライフジャケットには桜のマークが捺印されているんですよ。
浮力試験は、7.5KGの鉄をつけて水上に浮かべて24時間浮いていなければなりません。水中だと大人の体重はだいたい7.5㎏の鉄と同じくらいということなんでしょうね。
浮いてる姿勢が仰向け(顔が上)の状態になっていないといけないのも、なるほどと思います。
1分で着用できないといけないのは、面倒だとだれも着用しなくなるからでしょうか。
いずれにしても、これらの実験をクリアしていれば確かに安心ですよね。その分、未承認品と比べて高くなるのもうなずけます。
ボーターズとしては、命を守る道具なので型式承認品をお勧めしたいです。
情報元: 高階救命器具株式会社