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今年も盛大に開催された2017年ジャパンインターナショナルボートショーでしたが、
このボーターズ・ピックアップでは、たくさんの出展品から主にアクセサリー系の注目商品をピックアップして紹介します。
丁寧に見て回ると、毎年多くの新商品が発表されています。
ボートショーに足を運んだ人も見落とした商品があるかも知れませんので、ぜひご覧ください。
古野電気株式会社
◆NavNet TZtouch2 マルチビームソナーDFF-3D
http://www.furuno.com/special/jp/fishfinder/dff-3d/
海底を一瞬でスキャンし3D映像化します。さらに魚探データとも組み合わせることで海底の様子が手に取るように分かります。NavNetの進化が止まりませんね。
日本無線株式会社 JRC
◆J-MARINE CLOUD
http://www.jmarinecloud.com/
海の安全安心を提供する情報サービスです。AIS情報を利用して大型船の接近を知らせるアプリや気象庁のデータを利用して気象海象情報を提供するアプリがあります。このまま技術が進むとスマホとアプリで何でもできる時代が来そうです。
本多電子株式会社 HONDEX
https://www.honda-el.co.jp/marine/
◆HE-773S-Di カラー液晶デジタルマルチスキャン
海中の様子を広範囲に探知できるソナーですが、センサーユニットの装着には苦労します。しかしこの製品はいけすのスカッパーに取り付けできるので施工がぐーんと楽になります。
トーハツ株式会社
http://www.tohatsu.co.jp/marine/tabid/142/Default.aspx
◆4ストローク船外機 MFS9.9/15/20
今夏発売予定のクラス最軽量を実現した4ストローク船外機。バッテリーレスフューエルインジェクションを採用することで小馬力モデルには稀なフューエルインジェクションを実現。燃費、始動性、レスポンスが大きく向上しました。クラス最軽量が命題となった開発では、二律背反する振動との闘いがあったそうです。
株式会社 拓洋理研
http://www.takuyo-riken.co.jp/
◆LED水中灯
LEDなので色を変えるなんてこともできるみたいです。光で魚を集める集魚灯としても大活躍ですね。
岡田商事株式会社
http://www.okada-corp.com/products/?category_name=minnkota
◆アイパイロットシリーズ
話題のアイパイロットがさらに進化しました。リフトアシスト機能により本体の上げ下げが40%も低減されました。さらにヘッディングセンサーとスポットロックジョグ機能の併用でロックポイントの1.5m移動が可能になりました。
中国塗料株式会社
http://www.cmp.co.jp/products/seajet.html
◆ニューペラクリンPLUS
ニューペラクリンがさらに進化しました。環境面を配慮して誕生したニューペラクリンですが、その付着力に課題を残していました。そこで今回誕生したのがニューペラクリンPLUSです。従来のペラクリンと同等以上の付着力を確保することに成功しました。
◆SEAJET039 & 037
SEAJETの中でもっとも広く利用されている033(亜酸化銅入り)と034(亜酸化銅フリー)に強力なライバル出現です。価格はやや高くなりますが033以上に防汚効果の高いシリル系樹脂で加水分解型の039(亜酸化銅入り)と、カラー設定は2色になりますが034以上の防汚効果が期待できる037(亜酸化銅フリー)がにわかに販売を伸ばしているようです。
◆創立100周年でパッケージを刷新
大正6年(1917年)創立、つまり今年で100周年の節目を迎えお馴染みのパッケージが新しくなりました。ちょっと違和感がないでもありませんが…、その内慣れるでしょうね。
ア・カンパス株式会社
http://www.nanophos-marine.jp/
◆NanoPhos Marine(ナノフォスマリン) 防汚船底塗料
ナノテクノロジーを利用して開発された船底塗料。愛知県半田市の三河湾での実験では1年9か月以上まったく水棲生物を寄せつけておらず、その記録もまだ更新中とのこと。
株式会社ジーフィッシング
◆GARMIN GPS魚探 AQUAMAP/GPSMAP/STRIKER
http://www.g-fishing.com/blog
GARMIN製品は、ここ数年でマリン業界でも確実に存在感を増やしつつあります。特に目を引くのは自動等深線作成機能“クイックドロー”ですが、チャープ発信技術、データ処理能力、解析技術の高さなど、基本性能が突出していることが人気の理由です。
株式会社ビーエムオージャパン BMO
http://www.bmojapan.com/index.html
◆大容量リチウムイオンバッテリー11.6Ah
従来品の電動リール用リチウムイオンバッテリー(4.4Ah)も大好評の人気商品でしたが、今回新たに発表されたバッテリーは従来品の2倍以上の容量を持ち、電動リールと魚探を同時に使用できるほどになりました。
◆HONDEX 4.3型専用リチウムイオンバッテリー
軽量小型のポータブル魚探として大ヒットしたHONDEX4.3型魚探専用のリチウムイオンバッテリーが発表されました。乾電池パックと比較して連続使用時間が大幅にアップしました。
リガーマリンエンジニアリング REGAR
http://www.regar.co.jp/
◆HONDEXマルチスキャン取り付けセット
『もっと格好よく、確実にセンサーユニットを取り付けたい。』 実際に施工をする販売店からの要望に応えて開発された商品です。パイプ加工やステンレスパーツ製造のエキスパートのリガーマリンらしい洗練された製品でした。
◆操舵機スタンド(ボートベースシリーズ)
マロールやユニカスの操舵機リモコンを設置するためのアタッチメントです。ボートベースシリーズとして開発されているので、ボートベースがある場所ならワンタッチで設置できます。
株式会社ジェイエスピー RESUCO(レスコ)
◆簡易造波装置 DELTA
http://www.resuco.com/info/LO_DELTA.html
最近人気急上昇中のウェイクサーフですが、楽しむためには大きなウェイキ(引き波)を生む高額な専用ボートが必要になります。そんな悩みを解消する画期的な商品がこのDELTAです。ボート後方の側面に貼り付けるだけで十分なウェイキを造ります。
◆マリンオーディオ WET SOUNDS
http://www.resuco.com/info/LO_WetSounds.html
ボートライフに音楽は欠かせません。音質、耐久性、防水性において高いパフォーマンスは去ることながら、会場で目を引いたのは音楽に合わせて発光するLEDライトの演出です。ボートパーティが盛り上がりそうです。
ボーターズのピックアップはいかがでしたでしょうか。
回り切れなかったブースや見落としてしまった商品があるかも知れませんが、精一杯取材させてもらいました。
ここで紹介した商品が今年ブレイクしてくれたらいいなと思います。
ボーターズ編集長 壁谷
2017年03月13日 (月) 15:02