話題沸騰 2017のNEWアイテム!ゴムボートvsSUPで徹底比較!
こんにちは!
身近な興味を研究調査する、Rプロジェクトです。
気温がぐっと暖かくなり、海に、川に出かける方も増えてきたのではないでしょうか?
そんな中で今一番気になるブランド【AQUA MARINA アクアマリーナ】から、今期発売のおもしろい商品を発見!!!
免許不要、子供でも楽しめるミニ船外機!と、すでに話題沸騰中のSUP用電動モーター!
ゴムボート用 エレキモーター(T-18) 以下、「T-18」と呼びます。 |
SUP用電動モーター(BlueDrive/ブルードライブ) 以下、「ブルードライブ」と呼びます。 |
価格もスペックも違いますが、使い方によってはおもしろそう!
ということで合わせて使用できるゴムボートとSUPに取り付けて、走り・性能・使い方についてみっちりテストしてきました。ご覧ください。
まずは今回テストの為に使用した商品をご紹介。
ゴムボート
CLASSIC クラシック300 メーカー希望小売価格:¥49,680(T-18セット) |
+ | ゴムボート用ミニ船外機 【エレキモーター T-18】 |
SUP
DRIFT ドリフト メーカー希望小売価格:¥148,500 |
+ | SUP用電動モーター 【Blue Drive ブルードライブ】 メーカー希望価格:¥96,120 |
注目のポイントはやはりモーターの性能!
ゴムボートとSUPもかなりリーズナブルなので実際のところどうなのか?
合わせて使ったらどんな動きをするのか?果して本当に使えるものなのか?
以下、7つの項目から調査してみました。
①準備
②持ち運び
③スピード比較
④旋回性
⑤安定性
⑥船体の広さ
⑦片づけ
では商品の準備から1日の流れを追ってご紹介します☝
①準備
ゴムボート
本体付属のバックに入れて小さくするとこのくらい。
重さは20kg。
バッグのサイズに余裕があるので収納しやすそうです。
気になる中身は、本体・腰掛板・クッション・オール・エレキモーター。必要なものは全部揃ってますね。
付属のフットポンプにて空気を入れていきます!
最近のフットポンプは進化しているのか、なかなか好ペースで空気が入っていきます。
空気室が、前方・後方・フロアと3か所あります。
ちょっと手間ですが万が一どこかの空気が抜けても、沈まない構造になってるようですね。
空気入れに掛かった時間【6分34秒】
サイド×2か所 + フロア + クッション
付属の腰掛板とクッションを設置します。
これ後のテストで気づきましたが、あるのと無いのではラクさが全然違います。
サイドにはオールを設置します。
手漕ぎ用の簡易的なアルミオールです。
最後に後方にT-18をセットします。
専用モーターマウントに通して、ネジで止めるだけの簡単構造です。
T-18の電源には【NBC ゲルバッテリー】を使用しました。
※ボートとは別売りです。横に倒れても液漏れしないタイプです。
完成~!!
バッグから取り出して、この形になるまでかかった時間は約10分。
想像より早い!ちなみに初めてこの商品を組み立てるスタッフが行いました。
付属のフットポンプで十分楽に準備が出来ます。女性・子供でも大丈夫そうです。
SUP
本体付属のリュックに入れて小さくするとこのくらい。
重さは12.6kg。
クーラーボックスとロッドホルダー、画像には写っていませんがハンドポンプもついていました。
このリュック型バッグがラップ式で、バックルを外していくとこんな風に広げられます。しまうのも出すもの楽です。
付属のハンドポンプにて空気を入れていきます!SUPは空気圧が高くパンパンになるまで空気を入れなくてはいけないため、最後の方はハンドルが重くなってきて大変でした!
空気室が、フロアとサイド2つで3か所あります。
サイドは空気圧が低い為、すぐに入ります。このサイドが特徴的でどんな働きをするか楽しみです。
空気入れに掛かった時間【8分37秒】
ゴムボートよりも船体は小さいですが空気圧の関係で時間がかかりました。最後、何プッシュかは腕の力をかなり使うためかかった時間よりも体力を奪われます。
体力に自信がない方はもっと時間がかかると思われますので、電動ポンプの使用をおすすめします!
ちなみにこんな感じの、設定した空気圧になったら自動でストップしてくれる電動ポンプがあるとただ完成を待っているだけでよいのでとても楽ですよ! |
付属のクーラーボックスをベルトで前後を固定します。
クッションと背もたれ付きなので、イスとしても使える優れものです。
付属のロッドホルダーを2か所に設置します。
ロッドホルダーは好きな角度に変えられ、本体のマウントから取り外しが出来ます。
最後にSUPの裏側後方に電動モーターブルードライブを取り付けます。
スライドさせて、ピンで固定する仕様です。
コントロールボックスはSUPの上側へ乗せて、付属のバンジーコードでDリングへ固定します。
この釣り用SUPは横幅が大きい為、コードの長さが足りず手間取りました。裏側でコードのフック同士をつなげてなんとか固定。
完成です!!
バッグから取り出して、この形になるまでかかった時間は約15分。
フロアの空気をパンパンに入れるところで体力を使いますが、それ以外は簡単。設置するものも置くだけ、留めるだけなので難しいところはありませんでした。女性1人であれば20~25分くらいで完成できると思います。
②持ち運び
ゴムボート
身長180cmの男性が持つとこのくらい。軽そうに見えますが、重量は20kg。
左右に持ち手があるので2人で運べば楽々です。
※腰板やT-18は外した状態です。
SUP
身長175cmの男性が持つとこのくらい。重量は12kg。
真ん中に持ち手があるのでこの運び方がマスト。本体だけなら持ち運びは楽です。
※クーラーボックスと、ブルードライブのコントロールボックスは外した状態です。
両方とも1人で持ち運びができるように作られているようです。
ただ付属品や手持ちの荷物等を含めると1度にすべてを持つのは難しいので、目的地まで運ぶのに2往復は必須ですね。
③スピード比較
さて、次は1番気になるスピードについて。
事前データとしては…
ゴムボート + T-18
スピード:明確な数値無し |
SUP +ブルードライブ
スピード:最大4~5km/3速 |
スピードに関する事前データに関してはT-18の方は無し。
価格や性能からして、大差でブルードライブが勝つとの予想をしています。 結果はどうでしょうか??
場所&距離
マリーナから出発して、約300m先にあるビーチを目指します。
ちなみに、両方とも最速スピードで挑みます。
手っ取り早くよーいどん!で競争してみましょう!
各選手やる気満々です。それではスタート!!
勝者は予想通り SUP + ブルードライブ ペアでした!!
タイム
SUP + ブルードライブ 6分12秒
ゴムボート + T-18 6分47秒
しかし、中盤までは大差がつくことなく結果30秒しか差がありません。
馬力はブルードライブの方が大きいのになぜ・・・???
原因はズバリ”方向転換”
SUPはかなり遠回りをしていましたが、ボートはゴール目指して最短ルートをたどってきていました。
これはかなり特徴が目立った結果になりました!
そこで気になる方向転換=旋回性もチェックしてみました。
旋回性
ボート
旋回性抜群! 動画を見ての通りクルッとその場で旋回しています。
取り付けているT-18はハンドルが付いており、左右に振ることで簡単に方向転換が出来ます。
ゴールまでの道のりでも、少しずれたな~と思ったらすぐに軌道修正が出来ますので、素人でも行きたい場所へピンポイントで到着できます。
免許不要なので、ゴムボートに初めて乗る女性や子供でも簡単に操作出来そうです!
しかし、少し向きを変えるだけでとっても良く曲がるので、まっすぐ進みたいときは進路が変わらないように手でハンドルを抑えておく必要があります。
SUP
ボートに比べるとかなり大回りしていますね。
取り付けているブルードライブは首ふりの機能がないため、基本的には真っ直ぐにしか進めません。
またSUPは直進性が強いボード形状のため、曲がりにくいのも特徴です。
数名チャレンジしましたがコツをつかむまではかなり大回りになってしまいました。
小回りするには下の画像(↓)のように後ろ体重で旋回する”ステップバックターン”を取得する必要がありそうです。
時間がかかりますが、初心者はR:バックで進んだ方がよいと思います。
④安定性
初心者が乗るのにも、釣りをするのにも重要になってくる安定性。
ゴムボートって浮き輪と同じなのか? SUPは形状的に不安定なのではないか? 確認してみました!
ボート
安定しています。
フロアはサイドに比べて浮き輪のような素材で柔らかいので大丈夫かな?と思いましたが、ボートの上に十分立つことが出来るくらいの安定性がありました。
フロアは多少沈みますがサイドのチューブがしっかりしているため、不安定さは感じません。
まず転覆することは無さそうです。
SUP
釣り専用に作られているだけあります。普通のSUPよりかなり安定しています。
サイドについているチューブが横揺れを抑えてくれるので、多少動いても転ぶことはありません。
SUP特有のドロップステッチ加工でできているため、インフレータブルとは思えない剛性(=硬さ)があります。
ボードの上で釣りをしたり、クーラーボックスから物を取り出したりしても簡単に転覆することはなさそうです。
⑤船体の広さ
ゴムボート
【大人3人で乗るとこんな感じ】
【大人2人で乗るとこんな感じ】
このゴムボートは元々 大人3人 + 子供1人 という4人乗りです。 4人でも乗れそうですが釣りに行くなら2人くらいがちょうど良いと思います。 1人で乗れば釣り道具やクーラーボックス等、楽々荷物を置ける広さがあります!
SUP
このSUPは適応体重130kgまでのため、範囲内であればサイズ的には2人でも乗れます。
ただ釣りをするとなると2人だとちょっと狭いかもしれません。バランスもとらなくてはいけないので釣りを行うには安定感が少し減ります。
1人であれば専用クーラーボックス+荷物をおくスペースも十分にあって広々としてます。
⑥片づけ
ゴムボート
SUP
ゴムボートもSUPも使用後は水でよく洗います。タオルなどで軽く汚れを取りながら、綺麗な真水でザーッと流してください。
洗剤は使わなくてよいですが、汚れがひどいときは中性製剤を薄めたもので洗ってもよいそうです。
モーター類も特別なメンテナンスは不要ですが、藻やゴミが絡んでいないかだけ毎回チェックが必要です。
今回の調査 まとめ
AQUA MARINA 新商品の調査、いかがでしたでしょうか??
それぞれの特徴が目立った結果となったのではないかと思います。
予想外だったのは旋回性!
ゴムボートの旋回性の良さと比べて、SUPはブルードライブを取り付けると旋回しづらい結果に…
初心者がすぐに操作するのは難しいと思いますので、沖へ出る前に1~2時間ほど練習が必要だと思います。
しかし圧倒的にスピードではブルードライブが圧勝。
またプロペラがむき出しではない点も、安全面が考慮されていて良いと思いました。
ゴムボートは予想以上に操作が簡単で、手軽!乗ってすぐ楽しさを体感しました。
エレキモーターなのでメンテナンスやガソリンが不要なところも嬉しいです。
スピ―ドがそれほど出ないですが、だれが運転してもOKという部分ではよいのかも。
SUPに関してはもう説明は不要なほど近年の人気がすごいですよね。
特に釣り用という特殊なSUPが人気ということで今回調査しましたが、想像よりも本格的な印象。
ボードの剛性や、ブルードライブの性能も併せて大人が楽しむ乗り物だと感じました。
総合的に見ると、お子様やご家族でお手軽に楽しむなら「ゴムボート+T-18」
今後、釣りやツーリングなど趣味として始めたい方は「SUP+ブルードライブ」がおすすめですね。
話題の製品が盛りだくさんのAQUA MARINA から今後も目が離せません!!
今回の調査ダイジェスト動画▼
<ボーターズ Rプロジェクトチーム>
※身近な興味を研究調査する、それがRプロジェクト