-
【ジェットスキーワールドカップ2024】タイ最終戦 ライダーリスト公開
2024年11月18日
-
WGP#1 ワールドシリーズ 第2戦 アメリカ大会 結果発表!
2024年11月1日
-
国内外メーカー30隻が集結!「横浜ボートフェア」11/2~4 開催
2024年10月2日
-
注目のヨット&ボートが集結 『関西フローティングボートショー』(10/18~20・兵庫)
2024年9月11日
-
【SEA-DOO(シードゥー) USA】2025モデルラインナップ公開
2024年8月21日
NEWS一覧
>記事
2015年3月15日(日)、愛知県蒲郡市にあるPWC専用マリーナ「ウェストラグーン」でNS1 2014-15 ファイナルラウンド(全5戦)が開催された。
ウェストラグーンは、PWC専用のマリーナで屋内と屋内の保管があり、PWCやウォータートイのレンタル、バーベキュースペース、免許講習などのサービスを提供している。
三河湾に面した最高のロケーションだ。
そしてこのイベントを主催しているのは、同県幸田町に店舗を構えるボート&ジェットのスーパーディーラー「ネオスポーツ」だ。
ネオスポーツは、今年で27年目を迎えるジェット販売店の老舗で、全国でもトップクラスの販売力を誇る。そしてお客さんを楽しませるためのイベントに力を入れている。
ではNS1とはいったいどんなイベントだろうか。イベントを担当するネオスポーツの服部さんに話しを聞いてみた。
「NS1というのは、指定されたコースを単独走行してタイムを競うタイムトライアルレースです。クラスは、①スキー/X-2/スパーク、②250PS未満のランナバウト、③250PS以上のスーパーランナバウトの3クラスがあって、スラロームコースとクローズドコースの2つのコースを走行して、その総合タイムで順位を競います。2009年からの開催ですから、今年で6年目になります。レースは大体30名、40エントリーくらいの規模です。東は静岡市、西は大阪から参加してくれるお客さんもいらっしゃいますよ。」
どんなコースになっているのか動画に収めてみた。
服部さんの話しはまだ続く。
「競技性を求めるよりも、安全性や楽しさを求めています。それでもコースを走ったり、タイムを競ったりするのはとても楽しい体験なんです。実は普段の遊びの中でそんな体験ができるのはあまりないんですよね。ひとりでも多くのユーザーさんにその楽しさを体験してもらいたいと思っています。一見さんも大歓迎ですので気軽に問いあわせて欲しいですね。」
NS1というイベント名についても聞いてみた。
「そもそもヤマハが全国のショップで展開したスラローム全国NO.1グランプリ(S-1グランプリ)というタイムトライアル競技があったんです。ただヤマハ艇のみの参加だったので、当店がメーカー問わず参加できるイベントとしてリメイクしたんです。まあネオスポーツ・スラロームNO.1がNS1の正式名称ですね。」
冬場にショップ単独のシリーズイベントしてコンスタントに30名を集めるものは全国的に見ても珍しいと言える。
このイベントの魅力とはいったい…。
岡崎市にお住いの田村浩文さん。↑
スーパーランナバウト、シングルクラスのダブルエントリー。
田村さんは、NS1元年から参加しており、今年も全戦フル参加。
「とにかくジェット仲間と集まってジェットに乗ったり、しゃべったりするのが楽しい。
本格的なレースだとお金もかかるので大変。NS1は気軽さがちょうどいいね。
ここは冬場の水面が穏やかなのもいいですね。」と話してくれた。
名古屋市中川区から参加の佐藤匡祐(きょうすけ)さん。↑
昨年からの参加で、今年は今回が3回目の参戦。
「きっかけはお世話になっているショップさんからのお誘いでした。
レースはやったことがなかったので興味を持ちました。
タイムを争うことがおもしろいです。いつもと違う場所でジェットをするのも新鮮です。
目的ができたので練習するのがとっても楽しいです。」
名古屋市天白区にお住いの水島健太さん。↑
シングルとスーパーランナバウトのダブルエントリー。
昨年からの参加で、今年は全戦ダブルエントリーです。
「KAZE耐久レースで隣のテントだったネオスポーツチームのみなさんと知り合ったのがきっかけでNS1に参加するようになりました。
冬場に毎月一回のイベントを楽しみにしています。
月末にはサウザンド耐久レース(中部ジェットスポーツ連盟主催)もあるので、そのいい練習にもなっています。」
清須市にお住いの林友香子さん。↑
今年からの参加で、今回が4回目。シングルクラスです。
「はじめは友達の応援で来たんですが、見た瞬間に自分も出たいと思ったんです。
自由に動き回れるシングルがよくてヤマハSJを買いました。
NS1はいろんな人と知り合えるのが楽しいです。上手な人の走りは勉強になりますね。
とにかくジェットに乗るのが楽しいんです。冬は寒いけど、人が少ないので自由に走れる良さもあるんです。」
ジェット歴3年の彼女は、もともと3人乗りジェットを楽しんでいた。
シングル初心者の女性が気軽に参加できるという事実がNS1を象徴しているように感じた。
とにかく取材する私が嬉しくなるようなコメントだった。
田原市にお住いの安田和利 さん。↑
初年度からの参加で、今年は今回で4回目。シングルクラスにエントリー。
安田さんはJJSBAストッククラスでも走っているそうだ。
「冬場の練習の場として参加させてもらっています。
JJSBAレースとは違って、遊び感覚で楽しんでいます。
冬場に練習する場として貴重なイベントです。NS1は楽しいのが一番の魅力ですね。」
競技性が強くないとは言え、上級者のトライアルは迫力満点。そのタイムごとに会場が湧きあがる。何とも楽しそうな風景がそこにあった。
水上バイクの新艇登録数は最盛期の6分の一にまで落ち込んでおり、昔ほどストイックにジェットにのめり込むユーザーも減っているのは事実だろう。しかし、冬でもジェットに乗りたい、ジェット仲間と集まりたいというユーザーは少なからずいるわけで、ショップの取り組み次第で冬場の稼働ユーザーを増やすことができるのではないかと期待が高まる取材となった。
ちなみにこのイベントに参加するための費用は、
エントリー費 2,500円(ダブルエントリー 4,000円)
マリーナ揚降料 2,160円(NS1参加者特別価格/通常4,320円)
残念ながら今シーズンはこれが最終戦ということでしばらく開催はないが、来オフにも開催されるということなので興味のある人は楽しみに待って欲しい。
◆問い合わせ: ネオスポーツ 電話 0564-56-0022 / ホームページ
取材協力: ウェストラグーン