福井県、京都府、兵庫県北部、鳥取県、島根県の1府4県を管轄する『第八管区海上保安本部』では、春先よりミニボートによる事故が多く発生しています。
【事故例】
■05月03日 福井県小浜市
ミニボートが浸水し、航行不能となる事故が発生。破口等からの浸水が続き航行不能となる。
駆けつけた巡視艇等により救助され、命に別状はなかったが、事故者は救命胴衣を着用しておらず最悪の事態も想定される危険な状況だった。
■06月05日 福井県大飯郡高浜町
一人乗りゴムボート(手漕ぎ)に乗って釣りをしていた男性が、立ち上がったところバランスを崩し、海中転落する事故が発生。
男性はすぐに救助され命に別状はなかったが、手動膨張式救命胴衣を着用していたにもかかわらず、ゴムボートにつかまって浮いていたため、救命胴衣を膨張させていなかった。
■06月07日 福井県敦賀市
ミニボートに乗っていたところ、風が急に強くなり沖合に流される事故が発生。付近航行船舶に救助され、怪我等なく命に別状はなし。
『第八管区海上保安本部』では、近年、ミニボートの海難が増えていることからオリジナルの安全啓発動画を作成し、海上保安庁YouTube公式チャンネルで公開しています!
ミニボート運航時の注意事項や必要な装備等を、動画を使って分かりやすく説明してくれていますよ。
免許や検査不要で持ち運びが簡単なことから、利用者が増加しているミニボート。免許がいらないことから知識や技能が十分でないまま航行し、整備不良・操作ミスで海難事故につながります。
いま一度、運航時の注意事項・安全知識についてご確認をお願い致します。
こちらの⇒『ウォーターセーフティガイド(ミニボート編)』も是非お役立てください。
情報元:第八管区海上保安本部
(編集部:小田)