第六管区海上保安本部(岡山県、広島県、山口県東部、香川県、愛媛県を管轄)では3月1日~10日まで『霧海難防止運動』を実施しています。
瀬戸内海における濃霧の発生は3月~6月頃にかけて最も多くなるそうです。それに伴い海難発生件数もやはり3月~6月にかけて多くみられます。
また、瀬戸内海は地形的に陸地に囲まれていることから風が弱く、湿った空気が溜まりやすく、瀬戸内海の中でも島が多く点在する海域で多く霧が発生します。
そのため、上記地図の海難発生地点が多い海域では、特に霧が発生しやすく注意が必要です。
◎衝突の危険⇒見張りの強化と安全な速力
◎乗揚等のおそれ⇒見張りの強化
◎船位喪失⇒「海の安全確認」等により現在位置を確認
霧発生時は視界が制限されるため、上記のような対策の強化が必要となります。
海上保安庁が情報提供している「海の安全情報」スマートフォン用サイトという便利なサイトの活用も有効です。
こちらのサイトを活用すると、地図上での自船の現在位置を確認することができます。サイトを活用した現在地の取得方法は、下記ボタンよりご確認ください。
霧が発生しやすくなるこれからの時期、
今一度、航法等の遵守/安全運航に係るマニュアルの遵守/気象・海象の早期把握をお願い致します。
海上荒天の場合は、出港しない勇気も必要です!
情報元:第六管区海上保安本部
(編集部:小田)