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海で遭難の聴覚障害者『電話リレーサービス』で海保に通報
2017年06月07日 (水) 07:00

「もしも聴覚に障害のある方が海で遭難してしまったら」想像もしたことがなかったのですが、実際にプレジャーボートが転覆してしまい、4人の聴覚障害者の方が海に投げ出されてしまう事故が起こったそうです。

考えただけでも不安で心細い思いをしますが、遭難された聴覚障害者の方が利用した『電話リレーサービス』のおかげで、海上保安庁へ通報することができ、約4時間後に無事救助されました。

<< 電話リレーサービスのしくみ >>

聴覚障害者が電話をかけたいときに、テレビ電話で送られてくる手話や文字による情報をオペレーターが「同時通訳」して相手に伝えるサービスです。

日常の些細な用事を伝えるだけでなく、海での遭難通報にまで役立つとは驚きました。海保の方も「電話で通報できない人の救助は初めて」と語ったそうです。電話リレーサービスの通訳の方の柔軟な対応も遭難者全員の救助に一役買ったそうです。

無事に助かってホッとするニュースでした。準備すべきことを用意して海へ出たことが不幸中の幸いでしたね。聴覚障害者の方も万が一の時の為に今回のように備えて、安心してマリンレジャーを楽しんで欲しいと思います。

情報元:日本財団ブログソーシャルイノベーション探訪

(編集部:小柳)